2012年3月13日火曜日

Dixit評(ディクシット)

不思議な絵を見て何思う。Dixit評


  各々のプレイヤーはカードを5枚持ちます。手番プレイヤーは”語り部”となって自分が出すカードを表すテーマを言います。(オプションルールでは身振りでも擬音でもいいことになってます)他のプレイヤーは、自分の手札の中からその人が言ったテーマにマッチしそうなカードを選びます。手番プレイヤーは自分のカードと他のプレイヤーのカードを合わせて、ランダムにカードを並べていきます。それから手番の人以外は投票タイムに移ります。投票は全員同時に行い、”手番のプレイヤーが出したカード”を当てに行きます。
ここまで読まれた方は「じゃあ、わかりやすいお題を出すゲームになるんじゃないの?」と思われたかもしれません。しかし、得点ルールがこれを防いでくれます。
【得点ルール】

 

手番プレイヤー以外はカードを当てた人は2点、手番プレイヤーじゃないけど投票されたカードを出した人は投票1つにつき1点となります。手番プレイヤーは自分のカードに一つも投票がなければ-1点、全員に当てられても-1点、それ以外(4人でプレイする場合は1-3人に当てられた時)の場合は2点獲得します。つまり、テーマを考えてカードを選ぶ時に、一人位はわかるくらいにぼかしたテーマをいう必要があります。これが非常にこのゲームを想像力を働かせるものにしています。
【良い点】
Dixitは意味深で不思議なイラストが描かれたカードがひとつの特徴であり、売りであり、素晴らしい点の一つでもある。このイラストを見ているだけで語りたくなってしまわないだろうか?意味深という言葉これほど似合うイラストもないだろう。
誰でもできる点も非常に評価できる。カード見て感想言ってカード集めて発表する。他の人の手番には感想に後出しでカード出して、後はカード当てするだけである。かんたーん!非常に敷居の低いゲームといえるだろう。

【コミュニケーションゲームの悪い点も克服?】
悪い点はほぼないといっていい。強いて言うなら、コミュニケーションゲームなので一緒にやる人による面白さの波があることくらいだろうか。しかし、Dixitはコミュニケーションゲームにありがちなその面白さの波も安定させていると思う。Dixitのようなカードでお題を出してそれに投票みたいなゲームは色々ある。(例:アップルトゥアップル、私の世界の見方など)これらは、できた言葉が面白かったらとか回答に面白いカードを出せたら得点になるゲームである。爆笑の渦のときもあるのだが、面子の好みに大きく左右されるところがある。なぜなら、面白さはかなり個々人で違うし、自分が面白くないもので得点してもゲームとして面白くはならないからだ(ああ、やっぱりここらへんがこの人のツボか、と確認するゲームになってしまう これではコミュニケーションとして少し寂しいだろう)
この点、Dixitは微妙なテーマを言うゲームなので、1人以外の感性とはずれていたほうがむしろ有利だ。俺の考えを理解してくれる人がいた!とかやっぱそうだよなーお前はこのテーマ選択だ!ということも起きやすい。微妙に外そうと考えてるんだから…→このカードを出したんだろうな…と相手のことを考えること(会話で非常に大事なところだと思う)、それ自体がゲームの正攻法となっているゲームなのだ。大賞受賞も納得の出来であるといえる。
私は子供の頃からいろいろ空想に耽るのが好きだったから、このゲームは非常に楽しめる。まぁ、語り部をたくさんしたくなるので、人数が増えると少し満足感が下がるのが強いて言うとマイナスだろうか。





個人的に好きな絵 これなんてテーマにしますか?




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